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テレワーク実施状況の調査結果

新型コロナウイルスをきっかけとして働き方を取り巻く状況は大きく変化しました。

不穏なニュースが錯綜し自己判断で環境変化に対応を始めた2月・3月、緊急事態宣言により強制的に働き方を変更せざるを得なかった4月、緊急事態宣言解除後も収束の見通しが立たない6月以降。
先の見通しが立たない中、各企業は働き方に対してどのような対応をし、どのような課題を抱えているのかを知るため、「サイボウズ Office」クラウド版ユーザー様を対象にテレワークに関する調査を実施しました。

調査結果から他社の状況を考察する事で、ウィズコロナの時代を乗り越えるヒントになれば幸いに思います。

  • 回答者数:1444名
  • 調査期間:2020年7月16日〜2020年7月31日

テレワークの導入率

はじめに、共通の質問として回答者の方全員に「お客様の勤務先ではテレワークを導入していますか?」と伺いました。
この結果、約6割がテレワークを導入済み、約4割が未導入と回答しました。

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業種別の導入率を見てみると、IT機器などの環境が整っている情報通信業や、 広告やコンサルティング、士業など無形商材でデスクワークが中心となる学術研究、専門・技術サービス業は導入率が高い傾向にありました。また、休校の影響やオンライン授業の実施などの影響があった教育、学習支援業においても導入率が高い傾向が見られました。
対照的に建設業や医療・福祉業などの実際の現場がメインとなる業種の導入率は低い傾向にありました。

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ここからはテレワークを導入されている企業と未導入の企業の結果をそれぞれご紹介します。

導入企業

テレワークを導入している企業の結果をご紹介します。

社内での実施率

まず社内でのテレワークの実施状況について伺いました。「お客様の勤務先でテレワークを実施している範囲を選択してください。」という質問では、「全体導入・全体実施」が25%、「全体導入・一部実施」が33%、「一部導入・一部実施」が42%になりました。

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全体導入している企業の割合が約6割を占めましたが、それでも従業員全体での実施はまだまだ難しい傾向にあるようです。

テレワークを実施する際のルール

テレワークを行う際は、オフィスとは働く環境が異なるので新しくルールなどが必要です。実際に導入した企業はどのようなルールを定めたのでしょうか?

「お客様の勤務先でテレワークを実施するにあたり、新たに定めたルールがあれば教えてください。」という質問では、「スケジュールは必ずサイボウズ Officeに書き込む」、「業務報告書を提出する」など誰がいつ何をしているのかを把握するためのルールや、「web会議システムやチャットツールを活用した朝礼、終礼の実施」などコミュニケーションを円滑にするためのルールなどが回答として多くあがりました。

そのため、テレワーク時に利用頻度が上がった「サイボウズ Office」の機能として、チームの日程共有ができる「スケジュール機能」や、気軽にコミュニケーションが取れる「メッセージ機能」の活用度が高くなりました。また、出社していなくて最新の資料を共有するために、資料の一元管理ができる「ファイル管理機能」の活用度も向上していました。

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テレワークのメリット、デメリット

このようにテレワークを実施していく中でどのような効果を感じ、またどのような課題を感じたのでしょうか?

「お客様ご自身がテレワークを実施してみて、よかったこと、効果的だと感じたことがあれば教えてください。」という質問では、「通勤時間がなくなった」や「より集中できるようになった/作業の効率化が進んだ」、「感染対策がしっかり行えるようになった」などの回答が多くあげられました。
一方、「お客様ご自身がテレワークを実施してみて、出社して業務を行う場合と比較して課題に感じたこと、難しかったこと、困ったことはありますか」という質問では、約7割の企業が「はい」と回答しました。

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具体的な課題や困りごとでは、「郵便物を含む紙の書類の対応ができない」や「コミュニケーションが取りづらい」、「自宅でのon/offの切り替えが難しい」といった回答があげられました。
テレワークでの実際の業務を通して、テレワークの効果を実感する一方で、多くの企業がテレワークの実施に未だ課題を感じているようでした。

未導入企業

続いて未導入の企業の結果をご紹介します。

テレワークの導入要望

まず、未導入の企業の社内ではテレワークに対する要望が上がっているのかを伺ってみました。

「お客様の勤務先では、従業員からテレワークの導入要望はありますか?」という質問では、「導入の要望がある」という回答が約3割にとどまり、約6割が「導入の要望はない」と回答しました。

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しかし、「お客様ご自身はテレワークを導入したいと思いますか?」という質問では、8割以上の方が「導入したい」、「導入するか分からないが関心はある」と回答しており、サイボウズ Officeの管理者である回答者の要望と社内全体の要望が異なる結果となりました。

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テレワークを導入するにあたっての障壁

それではテレワーク未導入の企業では、どんなことが導入の障壁となっているのでしょうか?

「お客様の勤務先で、テレワーク導入の障壁になるものは何ですか。」という質問に対して、最も多かった回答が「テレワークに関するルールの設定や社員教育が必要」、次いで「就業規則、労務管理の整備が必要」、「セキュリティ対策」と続きました。 未導入の企業についてはテレワークに対応するための規則や制度の制定が導入の障壁になっているようです。

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最後に、未導入の企業にテレワークを導入していないことに対してどのような不安を抱えているのかを伺ってみました。

「お客様の勤務先でテレワークを導入しないことへの不安や懸念点があれば教えてください。」という質問では、「人材の確保が難しくなる」、「感染リスクが高まる」、「事業継続が困難になる」、「働き方改革に遅れる」といった回答が見られました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

回答者のうち、6割の企業が、テレワークを導入していることがわかりました。また、テレワークを導入していない企業においても、8割の方がテレワークに関心を持っていることがわかりました。
一方で、テレワークを未導入の企業はもちろん、テレワークを導入している企業様の多くでもテレワーク実施の難しさを感じているという結果もわかりました。

「サイボウズ Office」では、クラウド上に情報を集める事で、バーチャルの会社を作る事ができ、変化に強い柔軟な働き方ができると考えています。
紙で対応している業務を少しずつクラウド上へ移行し、柔軟な働き方ができる体制づくりのお手伝いができれば幸いに思います。

おまけ

「サイボウズ Office」をテレワークに活用する方法を記事や動画として紹介しています。 是非一度ご活用ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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